お役立ち情報
INFORMATION

冷房負荷を考慮した工場設計のポイント

■工場の断熱対策を行おう

工場の建物が古い場合の作業場の多くは、そもそも断熱性が考慮されていない可能性があります。 そのため、屋根には太陽熱の影響を直接受けてしまい、いくら冷房を効かせても思うように室内が冷えないことがあります。

そのままの運用を続けていると空調コストが膨大になるだけでなく、空調設備にも負荷がかかりすぎることで、設備の入れ換えなどのスパンが短くなる可能性もあります。 逆にコストを抑えようとすれば、空調の稼働にも影響を及ぼし、スタッフのモチベーションの低下や、生産性の低下にもつながります。

コスト面を考慮し工場の建て替えが難しい場合でも、屋根や壁面に遮熱塗装をするだけでも、大きな違いが出ます。 遮熱塗装で建物全体を覆うことで、工場内に伝わる熱を大幅にカットできます。 夏場はもちろん、冬場の省エネ・空調コストの削減にも役立ちます。

 

■天井裏は意外と大切

食品工場の設計において実績の少ない設計会社だと、天井裏の使い方に配慮が行き届いていない場合があります。 天井裏への配慮が必要な理由は、空調や換気をするためのダクトは天井裏に設置することが多いものですが、その回りは熱くるため、大きな熱源となります。

それを考慮し、対策を行わなければ、屋根に最も近い位置にある天井裏は、温度コントロールができず、外部からの熱負荷を大きく受けてしまい天井裏で結露が発生し結果的にカビの発生源に繋がるのです。 また、その熱や発生したカビ菌が加工室内へ影響を及ぼすことがあるので注意しなくてはなりません。 従来の一般的な設計では天井裏の空気を外部から取り込む構造となっています。

この設計では、夏場においては特に多湿の空気を取り込んでしまい、冷房設備への負荷が大きくなってしまいます。 それを防ぐために、天井裏は外部から空気を取り込んで換気を行おうとするのではなく、天井裏内部で空気を循環させ、場合によっては除湿する設計にする事をおすすめしています。

 

■照明を考えることも重要

食品工場では常に冷房を稼働させていることが多いため、冷房設備への負荷も自然と大きくなってしまいます。 その負荷を軽減させるためには、照明の工夫も必要です。通常の蛍光灯では熱が発生してしまうからです。

そこで、照明をLEDにすることで、熱の発生を抑えられ、冷房への負荷を下げる効果が得られます。

また、蛍光灯よりも消費電力を抑えられるため省エネにも役立ちます。

 

■作業場の広さも考える

熱は人や生産設備からも発せられるため考慮が必要です。 狭い部屋に大人数が集まってしまうと、どうしても熱気が籠ってしまいます。

もちろん換気をすればよいのですが、真夏や真冬は外気の温度が高すぎたり、低すぎたりするため、逆効果になります。 そこで、部屋の広さをある程度確保し、人口密度を下げることで、部屋の空気を巡回させやすくなり、熱を籠りにくくするという考えもありますが、室の広さは適正にする必要があります。

 

■適切な室温コントロールで安心の食品製造を

食品工場においては、衛生の管理や従業員の健康管理のためにも、適切な室温管理が必要です。

しかし熱処理や加熱加工をする工程で、大量の熱を発して室内の温度が必要以上に上昇すれば、作業効率も落ち、熱中症などのリスクも高まりますが、加熱している部屋を冷房で冷やすのも非効率であります。そのため作業エリアに見合った空調計画が必要であります。

また、温度の上げ下げなどで温度変化が激しいと、食品の品質に影響する恐れもあるため、常に適切な室温に保つことが大切です。 外部の温度が高くなる夏場は、適切な温度に保つための冷房もフル稼働することになり、コスト面や環境面でも負荷がかかります。

地球温暖化防止に向けて二酸化炭素の排出量の削減なども求められる時代にあって、いかに空調効率を高めて省エネができるか、工場設計にも工夫が求められるのです。

 

■さいごに

三和建設では、多くの食品工場の設計・建設の実績があります。

新築や建て替え、増築などをご検討の際は、トータルプロデュースが可能な三和建設にご相談ください。


Copyright © 2020 SANWA GENERAL CONTRACTOR Inc.
All rights reserved.