pageTop

お役立ち情報

USEFUL

食品

投稿日:2024.01.09 
更新日:2024.06.14 

食品工場コンサルティングとは?重要性とコンサルティングの流れを紹介

食品工場コンサルティング
 
食品工場コンサルティングとは、工場の衛生や安全、効率化はもちろん、食品工場を運営するうえでの経営課題の解決や、製造現場の改善や、市場変化に伴う認証などの対応を支援するサービスまで、支援内容は多岐にわたり、コンサルティング会社によって支援項目は異なります。それぞれの課題に合わせて依頼先を見極める必要があります。

この記事では、さまざまな課題の中でも食品工場の建設または改修を検討する際の、食品工場コンサルティングの重要性と共に、多くの食品工場建設の経験と長きにわたる食品関連企業との取引実績を強みとする【FACTASの食品工場コンサルティング】の流れを解説します。

 

食品工場の建設・改修時に生じる課題

食品工場の建設や改修では、食品を取り扱う施設ならではの課題が存在します。ここでは、食品工場の建設・改修プロジェクトが立ち上がった時、考えなければならない代表的な課題をご紹介します。

  • HACCP対応について
    2018年6月に可決された改正食品衛生法により、2020年6月より、全ての食品関連事業者はHACCPによる衛生管理の導入が義務化されています(2021年6月に完全義務化)。つまり、食品工場の建設や改修を行う場合、ただ単に設備などを新しくして生産性能向上を目指せば良いのではなく、HACCPにも準拠した施設を作らなければならなくなっているわけです。食品工場のHACCP準拠は、設計段階から衛生管理システムのことを念頭に置き、建設・改修を進めていく必要があるため、建設工事の知識だけでなく、HACCPを始めとした食品工場周りのさまざまな知識・ノウハウが必要不可欠です。
  • 新築が良いか改修するべきか判断がつかない
    食品工場を新しくする方法にも、「新築」と「改修」の選択肢があります。新築は、新たな食品工場を一から設計して建設することです。一方、改修は、既存工場に存在する問題点を解決するために、新たな設備やシステムに変更することを指します。どちらの方法も、それなりのコストがかかりますが、目的次第では新築よりも既存工場を生かせる改修の方がコストを抑えられるケースが多いです。企業にとって、コスト削減は非常に重要な取り組みですし、改修で済むなら改修でプロジェクトを進めたいと考える企業は多いでしょう。しかし、既存建物の本当の状態をきちんと把握できていなければ、一時的に改修工事で乗り切ることができたとしても、数年後、災害などで大きな被害を受け、結局建替えなければならなくなるリスクが残ります。食品工場の建設は、現状と将来の見通しが難しく、新築か改修どちらでプロジェクトを進めれば良いのか、なかなか判断できないといった課題を抱える企業様は多いです。
  • どのような業者を選べば良いのか分からない
    食品工場の建設・改修工事は、過去に食品工場の建設を行ったことがある業者に相談すべきです。国内でも建設会社は数多くあり、工場の建設に関わった経験を持つ業者も少なくありません。しかし、食品工場は、さまざまな製造施設の中でも特殊です。先ほどご紹介したように、現在では食品工場を建てる時は、さまざまな法令や、HACCPの考えに則って建設を進める必要があります。また、人が口にする食品を製造する場所という特性上、衛生面に配慮したゾーニングや従業員の動線なども考慮しながら、同時に生産性の向上も目指さなければいけません。食品工場の工事に不慣れな建設会社を選定した場合、「設備は新しくなったけど、動線が悪くて生産性が下がった…」「異物混入事故が起きた…」など、食品企業にとって致命的なリスクを抱える可能性があるため注意が必要です。

食品工場の設計ポイントと基礎知識はこちら
 

食品工場コンサルティングの役割とその重要性

ここでは、食品工場コンサルティングの主な役割を解説します。

【FACTASの食品工場コンサルティング】についてはこちらで詳しくご覧いただけます。

 

食品業界の現状と今後を踏まえたアドバイスを行う

食品工場の建設・改修時には、生産性の向上などクリアすべきポイントはさまざまですが、最も重視しなければならないことが工場の安全、衛生の確保です。食品工場は、人が口にする食品を取り扱う施設である以上、この部分をおろそかにすることは絶対にできません。特に、現在はHACCPによる衛生管理が義務化されていることもあり、食品工場の建設・改修はHACCPに則って行う必要があります。

食品工場コンサルティングは、工場の効率化などによる生産性向上はもちろん、衛生面や安全性についても、現状や今後を見据えた設備・システムの導入をアドバイスすることができます。したがって、食品工場の新築を検討しているけれど「何から手をつければ良いのか分からない…」という企業様にとっては、新たに建設する工場の目指す方針を明確にすることができます。

 

工場が抱えている課題やその原因を抽出する

食品工場の新築や改修は、施設の老朽化以外にも「生産性をあげたい」「HACCPに対応しなければならない」「採用に苦戦している」など、現在抱えている課題を解消することが目的の場合が多いです。しかし、課題を解決するためにはその原因をはっきりさせなければいけません。

食品工場コンサルティングは、食品工場が現在抱えている課題について、専門家の視点からその課題と原因をチェックし、詳細まで分析します。そして、今後の事業計画に合わせて適切な解決策を提案することも重要な役割の一つです。更に、第三者による視点から工場をチェックしてもらうことで、自分たちだけでは見えてこなかった新たな課題を抽出することもでき、さらなる業務改善や飛躍を目指すことも可能です。

 

食品工場建設を「起案~引き渡し」までトータルサポートする

食品工場の建設は、一般的な工場建設と異なり、生産性の向上と衛生面・安全面の確保を両立させなければいけません。これから建設する食品工場は、HACCPに対応しなければならないのは当然として、これに並行する形で生産性の向上などを目指さなければいけません。そのため、食品工場の建設では、新たな工場の要件整理がまとまったとしても、建設にかかる費用やプロジェクトスケジュールが算出・調整できないという悩みを抱える担当者様が多いです。工場の建設費用やスケジュールが不明瞭だと、中期経営計画が組めない、社長の承認を得られないなどの問題が生じ、工場建設計画がストップする可能性があります。

食品工場コンサルティングは、企業の特性や製造する製品の内容、規模に合わせた食品工場の計画を立案し、概算費用の算出やプロジェクトスケジュールの調整も行います。そのため、食品工場の建設プロジェクトに並行し、食品企業様は本業に専念することができるなど、非常に心強い存在になるはずです。さまざまな条件をクリアしなければならない食品工場の建設ですが、専門家が適切な工場の起案から竣工引き渡しまでをトータルでサポートしてくれます。

 

工場新築・改修にかかるコスト負担の削減

食品工場の建設・改修には多額のコストがかかりますが、国や自治体などが行っている補助金制度を上手に活用することで、その費用を軽減することが可能です。

しかし、食品事業者が活用できる補助金制度は数多く用意されており、どの制度が今回のプロジェクトに最適なのか分からず、上手に活用することができない事業者が多いことも事実です。さらに、適切な補助金制度の情報を得たとしても、申請手続きが非常に複雑で何を用意すれば良いのか分かりにくく、補助金申請の準備のためにプロジェクト自体が遅延してしまうケースも多いです。

食品工場コンサルティングは、食品工場の建設・改修工事の専門家がサポートにつき、建設・改修プロジェクトに合った補助金制度の選定、申請手続きの代行などを行うことも可能です。その結果、工場の建設や改修にかかる費用を削減できる可能性があります。

 

食品工場コンサルティングの重要性について

ここまでの解説で、食品工場の建設・改修プロジェクトにおいて、企業様が抱える課題やその課題を解決に導く食品工場コンサルティングの役割について解説しました。それでは、食品工場の建設・改修において、食品工場コンサルティングその存在が重要とされるのはなぜでしょうか?
 
食品工場建設における「起案~竣工引き渡し」までのスケジュール
 
上の図は、食品工場建設における「起案~竣工引き渡し」までの流れを大まかに表したスケジュールです。そして、食品工場の建設プロジェクトを成功に導くために非常に重要なフェイズが赤枠で囲んだ「要件整理」のフェイズです。
このフェイズでは、食品工場建設の目的や意思を明文化・具現化する重要な期間となります。逆に言うと、この期間で食品工場を建設する目的や希望が明確にならないプロジェクトはスムーズに進むことはありません。

例えば、「基本計画が始まってから予算が足りない」「検討期間が足りない」「希望の稼働時期に間に合わない」など、トラブルやバックギアの要因となるわけです。

FACTASの食品工場コンサルティングは、「要件整理」の段階で事業計画に基づいた工場を計画するための条件を整理し、食品工場建設の目的・希望を明確にし、食品企業様のプロジェクトを成功に導きます。また、要件整理の段階で、工場建設にかかる概算費用の算出やプロジェクトスケジュールの調整も行いますので、食品企業様は本業に専念できる点も大きなメリットです。

 

まとめ

食品工場の建設は、その他の製造施設と比較しても、難易度が非常に高く、専門的な知識をもって計画しなければならないポイントが多いです。現在新たに建設される食品工場は、改正食品衛生法によりHACCPによる衛生管理に則った施設を作らなければならず、ほかにも関係する法令が非常に多いです。一般的な製造施設は、何よりも「生産性の向上」を目的に建設プロジェクトの立案がなされますが、人が口にする食品を製造する食品工場は、生産性向上と同時に安全、衛生を確保しなければいけません。

したがって「食品工場の建設を考えているものの、何から手をつければ…」と悩んでいる企業様は、積極的に食品工場コンサルティングを利用することをおすすめします。

食品工場建設専門のFACTASは、事業計画に沿った食品工場建設を提案しており、多くの企業様に好評いただいております。食品工場の建設や改修を検討している企業様はまずは、お気軽にご相談ください。

関連:工場建設の流れと各工程の注意点や関連する法律・補助金・助成金について解説

この記事を書いた人

sande

安藤 知広

FACTASブランドマネージャー
執行役員東京本店長

1994年当社入社、工事管理者として工場建設における問題と多くの事例を経験。
2013年から東京本店次長として数多くの食品工場建設のプロジェクトリーダーを務める。
2018年10月ファクタスブランドマネージャーに就任し、食品工場建設における技術の体系化を進めております。