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コロナ禍で見直される入退場管理システム。システムの違いによって得られるメリットとデメリットとは?

今回は、さまざまな技術が存在する入退場管理システムについて、それぞれの種類によって異なるメリットとデメリットをご紹介していきたいと思います。 そもそも入退場管理システムとは、オフィスなどのセキュリティを強化することや、従業員の労働管理などを目的として導入されるシステムです。近年では、さまざまなメーカーが入退場管理システムの開発・販売を行っており、ビル管理者向けのものから、中小企業などのオフィス向けの製品まで、規模や目的に応じてさまざまな種類が存在しています。 それでは、さまざまな種類の製品が存在する入退場管理システムは、どういった視点で導入すべきものを決定すれば良いのでしょうか?従来であれば、セキュリティ面の強化や従業員の労働管理など、導入目的だけを重視して選択すれば良かったのですが、コロナ禍の現在では、感染症対策も考えておかなければならなくなっています。 そこでこの記事では、さまざまな種類が存在する入退場管理システムについて、それぞれを導入した場合に考えられるメリットとデメリットを簡単にご紹介していきます。

入退場管理の主な目的とは?

それではまず、さまざまな企業が入退場管理システムを導入する目的からご紹介していきましょう。入退場管理システムの主な目的は、「関係者以外の入場防止」と「入退場の記録」の2つが主となります。以下でも少し詳しくご紹介しておきましょう。

目的① 関係者以外の入場防止

入退場管理システムの基本的な役割がこれです。機密性の高い場所や貨幣価値が高い物品を保管・製造する場所などについて、セキュリティを強化する目的などで入り口に設置されます。一昔前であれば、こういった場所の入り口には、警備員などを配置して社員証などによる出入り検査が行われていたのですが、人間による検査ではミスが出る可能性が高くなりますし、専門性の高いノウハウが必要となります。 入退場管理システムを導入すれば、より厳密な入退場の管理ができるうえに、省力化が実現でき、コスト削減にもつながります。

目的② 入退場の記録

入退場システムは、誰がいつ入場して、いつ出て行ったのかなど、入退場した日付や時間、場所、名前などを記録して管理することができます。そのため、情報漏洩や何らかのトラブルが発生した際には、入退場の記録に基づいた正確な情報の把握が可能となります。 また、オフィスなどでは、従業員の滞在時間などを正確に把握することができるようになるなど、労働管理にも活用することができます。

入退場管理システムごとのメリット・デメリット

一口に入退場管理システムと言っても、さまざまな種類が存在しています。例えば、入り口ドアにテンキーが設置されており、暗証番号を打ち込むことで入退場の制限をするものから、ICカードなどをかざすもの、最近では指紋や網膜認証など『生体認証(バイオメトリクス)』と呼ばれるものまで、年々入退場管理システムは進化しています。 それでは、それぞれの認証技術の違いによるメリットとデメリットは、どのようなことが考えられるのでしょうか?以下で簡単にご紹介しておきましょう。

暗証番号認証のメリット・デメリット

まずは最も安価に導入できる入退場管理システムです。テレビドラマなどでも見かけることが多いタイプで、出入り口に設置したテンキーに暗証番号を入力すると解錠するタイプです。 このタイプは、非常にスムーズに導入できることや、導入・運用にかかるコストを抑えることができる点がメリットです。しかし、以下のような明確なデメリットが存在します。

  • 個人の入退場ログが記録できないので、セキュリティレベルが低い
  • 暗証番号を盗み見されてしまうリスクがある
  • 不特定多数が触れる場所となるため、感染症リスクが残る

ICカード認証のメリット・デメリット

次は、出入り口にカードリーダーなどを設置し、非接触ICカードをかざすことで解錠するタイプです。わかりやすい例を挙げると、電車の自動改札でかざす交通系ICカードも入退場管理の一種です。 このタイプは、個人ごとの入退場ログを記録することもできますし、非接触で入退場が可能となるため衛生的、ICチップを埋め込み利用するため偽造しにくいことなどが大きなメリットでしょう。最近では、社員証にICカードを埋め込み、社内のパソコンやプリンターの認証デバイスとして利用し、使用制限をかけるなどといった使い方がされるようになっています。 ただし、この認証方式では以下のようなデメリットが存在します。

  • ICカードの紛失や盗難のリスクがある
  • 社員ごとにICカードを発行しなければいけないため、運用コストがかかる
  • 社員間の貸し借りなども考えられ、個人特定率が低い

指紋認証のメリット・デメリット

ここからは生体認証(バイオメトリクス)と呼ばれるタイプの入退場管理システムです。生体認証の中でも低コストで導入できるタイプが『指紋認証』を利用した入退場管理システムです。このタイプは、認証のための機器もあまり場所をとることもなく設置できることや、低コストで導入することができるのが大きなメリットとなります。 ただし、以下のようなデメリットが存在します。

  • 指の汚れや傷などで認証できない場合があるなど、認証精度に問題がある
  • 低温や水気でも認証が悪くなる場合があるなど、エラー率が高い
  • 機器に接触する必要があるため、衛生的ではない

静脈認証のメリット・デメリット

静脈認証は、手のひらや指の内側などの静脈を赤外線カメラで読み取る認証技術です。静脈認証は、年齢による形状変化などを心配する必要もなく、オリジナリティが非常に高いため、認証精度が高く偽造やコピーが困難な点が大きなメリットです。上述した指紋認証と比較すれば、10倍以上も精度が高いと言われています。もともと、機器に接触して静脈を読み取るタイプが多かったのですが、近年では非接触型も登場しています。 ただし、静脈認証にも以下のようなデメリットが存在します。

  • 導入コストが高い
  • 寒さや運動後など、血管の収縮、膨張により認証がしづらい場合がある
  • 光を反射するタイプのハンドクリームや絆創膏、怪我をしているなどと言った場合は認証しづらくなる
  • 接触タイプの場合、感染症リスクが残る

顔認証のメリット・デメリット

最後は、空港などでも導入され始めている顔認証です。顔認証は、認証速度が非常に速いことや非接触で衛生的な点、「顔をとられている」と感じることによるさまざまな抑止力などが大きなメリットと言われています。もともと、導入コストが高い認証技術だったのですが、近年では低コスト化が進んでいると言われている点も、さまざまな場所で利用される理由になっているのでしょう。 顔認証のデメリットは以下のような点です。

  • マスクをしていると認証できないタイプが多い
  • 双子を見分けられない場合がある
  • 髪型やメガネの変更に対応できない場合がある
  • プライバシー保護に配慮する必要がある


顔認証は、製品によって認証制度の差が非常に大きいと言われていますので注意しましょう。

 

【番外編】コロナ対策のため体温による入場制限が注目されている

新型コロナウイルス感染拡大防止のため、最近では、入退場管理システムと体温計測による入場制限を組み合わせた製品が注目されています。例えば、イベント会場の入口に、サーモによる体温計測ができる機器を設置し、体温が高い人を発見した場合、アラートで知らせてくれる、扉が開かないなど、非接触で入場の制限を行うような仕組みになっています。参考として、以下に2つの製品をご紹介しておきます。

こちらは、顔認証とサーマルカメラによる体温計測を組み合わせた製品となります。入退室管理を行うだけでなく、新型コロナウイルスの感染が疑われる人間を入り口で発見することができます。
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こちらは、入退室管理ではなく、入場制限のための製品となります。てのひらをかざすだけで体温を計測することができ、発熱者の入場を制限することができます。三脚スタンドで設置できるという手軽さから、オフィスの入場制限だけでなく、イベント会場や商業施設、教育機関での活用も始まっていると言われています。
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まとめ

今回は、さまざまある入退場管理システムについて、それぞれのメリットとデメリットをご紹介してきました。入退場管理システムは、部外者の入場制限や労働管理を目的に導入されるシステムなのですが、新型コロナウイルスの感染拡大以後は、非接触で入退場の管理ができるようになる点も注目されるようになっています。

現在でも新型コロナウイルス問題の収束はその兆しすら見えない…という状況ですし、今後も他のウイルス問題がいつ発生するか分かりません。したがって、これから入退場管理システムの導入を検討している企業は、従業員の衛生管理や健康管理にも目を向けて、どのシステムを導入すれば良いのかを考えてみる必要があるでしょう。


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